「寿命を迎えた信号機」を使い続けるわけとは?

アフパカ教官です!

 

雨にも負けず、風にも負けず、雪にも、夏の暑さにも負けず、昼夜を問わず休まず働き続けている【信号機】が、今、危機的状況にあるとのことで詳しく調べてみました。

 

それは、全国で、信号機の更新期限切れが続出しているという問題です。

 

信号機の歴史

1868年:イギリス・ロンドンで、馬車の交通量が増え、事故が多発したことをきっかけに、世界初のガス灯火式信号機が開発され設置される。

 

1918年:アメリカ・ニューヨークで、赤、黄、緑3色の世界初の電気式信号機が設置される。

 

1930年:東京の日比谷交差点に、日本初の信号機(アメリカ製)が設置される。

 

日本では当初、通行者も意味がわからず、なかなか従わなかったので、交差点に多数の警察官を配置したり、赤信号に「トマレ」、黄色信号に「チウイ」、青信号に「ススメ」と直接文字を書き込んだりして、時間をかけて指導していったそうです。

 

老朽化問題

【交通インフラの老朽化】

東京オリンピックや、大阪万博などが開催された1960〜1970年代の高度経済成長期には、道路、橋、トンネルなどの交通インフラの整備がどんどん進みました。

 

それから約50年、それらの老朽化が大問題になっていることは、あなたもご存知かと思います。

 

2012年12月2日には、中央自動車道の笹子トンネル(山梨県)において、天井板が約130mの区間に渡って崩落し、9名の方が亡くなるという、今までに例を見ない重大事故も発生しました。

 

そして、それ以来、信号機の老朽化も問題視されるようになったのです。

 

【信号機の老朽化】

交通インフラの整備が進み、新しい道路がどんどん作られると、それに伴い、信号機もどんどん設置されました。

 

そして昨今、それらの信号機達が、次々と更新期限を迎えているのです。

 

信号機の、赤・青・黄表示をコントロールしている「信号制御機」の更新期限は19年、信号を支える「信号柱」の更新期限は40年とされています。

 

警察庁によると、2017年の時点で、全国の信号制御器約20万機のうち、なんと!約2割にあたる約4万機が更新期限切れとのことです!

 

更新期限が切れるとどうなる?

古くなれば、当然、不具合が起きます。

 

信号制御器では、点灯に不具合が起こる可能性があり、信号柱では倒壊の恐れもあるのです。

 

例えば、滋賀県では、信号の点灯の不具合により起こってしまった事故を、老朽化の影響と県が責任を認め、事故の当事者に損害賠償をした事例や、

 

埼玉県では、電気工事会社の作業員が、信号柱に登って、ケーブルの張り替え作業をしていたところ、信号柱が突然折れ、作業員が転落し亡くなるという痛ましい事故も発生しています。

 

 

私は次の動画を見てゾッとしました…

 

交差する信号が同時に青信号になっています。(【閲覧注意】とかではありませんので安心してください)

信号機 設定ミス 両方向が青に 危険 (誤作動 故障)【0:43秒】

 

あなたも、もし、自分が車を運転している際に、動画のような信号機の不具合が発生したら、どんな事故が起こってしまいそうなのか想像してみてください…

 

対処法

当然のことですが、一刻も早く、期限切れの信号機を新しいものに交換するということが求められます。

 

しかし、残念ながら、その交換がなかなか進んでいないというのが現実のようです。

 

その理由は、単純に、

 

「お金が足りない」

 

ということです。

 

信号制御器の更新費用は、安くても約100万円ほどかかるそうですが、老朽化の進んだ道路や安全標識、消えてしまった横断歩道の白線など、様々な修繕費用がかかる中、信号だけに予算を当てられないというのが現状のようです。

 

ですので、恐ろしいことですが、これからも期限切れの信号機は、数多く道路上で使われ続けるということになります。

 

不具合が起こったら、大問題となるような、交通量の多い街中の信号機から優先的に交換を進めていくはずなので、街から少しはずれたところにある信号機ほど注意が必要かもしれません。

 

点灯の不具合による事故などは、なかなか防ぎようのないことで、はっきり言って対処法はなく、あなたにも、そのような現状があるので注意してください!としか言いようがありません。

 

交通社会というのは、基本的に「みんながきちんと信号を守る」という信頼の元に成り立っているものだと、私は思います。

 

一刻も早く更新作業を進めてもらいたいものです。

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