目標に合わせた停止

目標に合わせた停止(動画あり)・カックンブレーキにならないコツ(動画あり)

目標に合わせた停止

教習では最初のうちは、目標(ポール等)を行き過ぎて停止してしまったり、目標でカックンブレーキになってしまう方が多いです。

 

私が、

 

「今のは何が原因ですか?」

 

と聞くと、

 

「ブレーキが遅れました!」

 

と、みなさんちゃんと答えてくれます。

 

「じゃあ、次はもっと早めにブレーキをかけてみましょう!」

 

と言うと、今度は目標より手前で停止してしまいます。

 

「じゃあ、目標より手前で止まってしまいそうだな… と、思ったら、途中でどうしたらいいですか?」

 

と聞くと、

 

「途中でブレーキをゆるめます!」

 

と、みなさん答えてくれます。

 

 

最初は早め早めにブレーキをかけて、目標より手前で停止できれば、まずはOKです。

 

それができたら、次は、ブレーキをゆるめて距離を調節できるようになれば、目標に合わせて上手く停止できるようになります。

 

止まる時にカックンブレーキになってしまう方は、車が止まる直前にわずかにブレーキをゆるめると優しく止まることができます。

 



ブレーキを上達させるコツ

ブレーキを上達させるコツはしっかりスピードを出すことです!

 

なぜかと言うと、スピードを出さないとブレーキで速度を落とす練習ができないからです。

 

とは言っても、最初はスピードを出すのが怖いと思いますので、まずは直線の前半だけでもしっかりアクセルで加速します。

 

そして、直線の後半で早めに(それでも怖い方は中盤でかなり早めに)ブレーキをかけて、次のカーブが来るまでにはしっかり速度を落とす練習をしましょう!

 

そうすると、どんどんブレーキを踏むタイミングや、力加減がわかってきて、目標に合わせた停止もうまくできるようになっていきます。

 

ブレーキは、速度が速ければ速いほど、踏むタイミングは早く、踏む力は強くしましょう!

 



MT車の停止(減速)のコツ(動画あり)

MT車の停止(減速も同じ)の仕方は2種類あります。

 

クラッチを先に踏むパターンとブレーキを先に踏むパターンです。

 

この2つを使い分けることは、後の練習にも大きく影響しますので、しっかり理解して、マスターしておいて下さい!

 

【クラッチ→ブレーキの場合】

先にクラッチを素早くいっぱい踏み、ブレーキで距離を調節して、目標に合わせて停止します。

 

速度が止まるくらい遅い時(ギアで言うと基本は1速の速度)に使います。

 

速度が止まるくらい遅い時に先にブレーキをかけて、クラッチを踏み遅れてしまうとエンストの原因となってしまうからです。

 

【ブレーキ→クラッチの場合】

まずブレーキを先にかけ、しっかり速度を落とし、しっかり速度が落ちてからクラッチを素早くいっぱい踏み、あとはブレーキで距離を調節して、目標に合わせて停止します。

 

こちらが基本の止まり方です。基本は2速以上の速度であれば必ずブレーキ→クラッチで停止して下さい。

 

【なぜブレーキ→クラッチが基本?】

速度が出ている時にクラッチを先に踏んでしまうと、エンジンブレーキが効かなくなり(簡単に言うとフットブレーキの効きが弱くなり)車が止まりにくくなってしまうからです。

 

教習所内でいつもクラッチ→ブレーキを使っていると、それがクセになってしまい、あとからそのクセを治すのがとても大変になります。

 

この先路上に出ると50キロ、60キロとスピードを出しますが、クラッチを先に踏んでいては、なかなか車が止まらないのでとても危険です!基本は必ずブレーキ→クラッチで練習しましょう。

 

クラッチを踏むベストなタイミングは?

走行中にクラッチを踏まずにブレーキをかけていくと、そのうち「カタカタ」→「ガタガタ」とノッキングが起こり、その後エンストします。

 

カタカタとノッキングが起こる手前くらいで踏むのがベストです。

 

最初は多少カタカタとノッキングが起こってからクラッチを踏んでも充分間に合いますので、ノッキングが始まるだいたいの速度を練習の中で徐々につかんでいきましょう!

→「車の運転のコツ・トップページへ

コメントを残す