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車間距離の重要性(動画あり)
路上教習をしている際、車間距離が近い生徒さんに、よく質問することがあります。
アフパカ教官
生徒ちゃん
アフパカ教官
生徒ちゃん
アフパカ教官
生徒ちゃん
路上で起きる車同士の事故の約40%程が追突事故です。
想像してみて下さい。
例えば、、
「あなたが車で路上を走行中、突然!猫が目の前に飛び出して来ました!!」
後続車のことなど考える時間はもちろんありません。とっさに急ブレーキをかけてしまうかもしれませんよね?
そう考えると、今あなたの目の前を走っている車がいつ急ブレーキをかけるかは、まったく予測できないものです。
万が一、前の車が突然急ブレーキをかけても追突しないように、常に安全な車間距離を保って走行するように心がけてください!
走行中の車間距離
路上を走行中の安全な車間距離は、簡単に言うと、「前の車が急ブレーキをかけても安全に止まれる距離」です。
30km/h~60km/hで走行中の安全な車間距離の目安は、
「今自分が走っている速度−15m」となります。
例えば、40km/hで走行中なら40−15=25mが安全な車間距離となります。
25mの目安としては、教習車の長さがおおむね1台約5mなので、25÷5=5台分です。
40km/hで走行中ならば教習車約5台分が安全な車間距離の目安となります。
同様に計算すると、たとえば60km/hで走行中であれば、60−15=45m、45÷5=9台分、教習車約9台分が安全な車間距離の目安となります。
始めのうちは、運転中に計算している余裕はなかなかありませんので、40km/h以下で走行中ならば教習車約5台分、50km/hで7台分、60km/hで9台分という数字をしっかり頭に入れておきましょう。
より多くの車間距離が必要な場合
雨で路面が濡れている場合、重い荷物を積んでいる場合、タイヤがすり減っている場合などは、車の停止距離が通常より長くなります。
タイヤの状態がよく、道路条件のよい晴天の日に比べて2倍程度の車間距離を目安にしましょう。
また、前の車がトラック等の大型車の場合は、前方の視界がより悪くなるため、通常より車間距離を長くとって視界を確保する必要があります。
車間距離をとるメリット
走行中の車間距離が近いと、前車の急ブレーキに対応できないだけではなく、前の車でその先の状況が隠れて見えなくなってしまい、危険に気付くのが遅れてしまいます。
しかも、安全な車間距離が取れていない場合、前の車のブレーキランプに目線が集中してしまい、より周りの状況が見えなくなってしまいます。
そうすると、交差点の先が渋滞しているのに気付かず進んでしまい交差点内で停止してしまったり、先の障害物の発見が遅れて進路変更があわててしまったり、間に合わなくなってしまったりすることもあります。
ですので、走行中はしっかりと安全な車間距離を取り、目の前の車だけではなく、さらにその先の状況、後続車の様子なども常に注意しながら運転するように心がけてください!
なぜ多くのドライバーは車間距離が近いのか?
先ほど、安全な車間距離の計算式を紹介しましたが、残念ながら、きちんと安全な距離をとって運転している一般ドライバーは少ないようです。
その理由は、「先を急いでいる」「割り込まれたくない」「後続車に迷惑になりそう」など様々ですが、特に注意が必要なのは「そもそも車間距離が近いと思っていない」ということです。
人によって「普通」の基準というのは様々です。
特に運転に関しては、家族、友人、普段利用しているバスのドライバーの運転などなど、今までの経験があなたの「普通」に影響を与えます。
普段よく乗せてもらうドライバーの車間距離がいつも近かったならば、それがあなたにとっての「普通の車間距離」となってしまっている可能性もあります。
特に教習中に指導員に車間距離を指摘される方は、車間距離が近いことが、自分にとっての「普通」となっていないか?もう一度しっかり見直してみて下さい!
停止時の車間距離
走行中だけでなく、赤信号や渋滞で前の車に続いて停止する時も安全な車間距離を取るようにしましょう。
その理由は、「万が一後続車に追突された時に玉突き事故を防ぐ」というのが1番の理由です。
停止している際に、突然!後続車に追突される可能性もゼロではありません。
その時、自分もその反動で前車に追突してしまわないように、ある程度の距離を取っておくことが大切です。(前車が二輪車の場合は特に危険です!)
また、安全な距離を取っておくと、脇道から出てきた車が通れるようにスペースを空けてあげたり、前車が故障した際などに進路を変えることも可能となります。
停止時の安全な車間距離の目安は教習車約1台分(約5m)程度は取っておきましょう。
目安として、前の車の後輪タイヤが見えるくらいはとっておきましょう。(ただし、ドライバーの体格など目線の高さによっても見え方は変わってしまうので、車体感覚を徐々に身に付けてください)