もくじ
停車と駐車の違い
【停車とは?】
・人の乗り降りのための停止(時間の制限なし)
・5分以内の荷物の積みおろしのための停止
・運転者がすぐに運転できる状態での短時間の停止
【駐車とは?】
上に書いた停車の意味を3つ覚えて、それ以外を駐車と覚えておくと簡単です。
上手く停車するコツ
上手く停車をするために大切なことは、まず「車幅感覚」が必要になります。
車幅感覚がしっかりつかめていないと、左へ寄せ過ぎてぶつかりそうになってしまったり、途中で怖くなって逆に離れ過ぎてしまったりします。
車幅感覚はすぐに身に付くものではありませんので、できるだけ早いうちから徐々に身に付けて行きましょう。
→参考「車幅感覚のコツ」
停車の手順(動画あり)
1、左のサイドミラーで、左後方にバイクや自転車がいないか確認する(左へ寄せる量が多い場合はしっかり目視もする)
もしバイク等が近くにいる場合は、先に行かせる判断も必要です。
2、左合図を出す
・周りの車、特に後続車に「今から左に寄せて停車しますよ」と、合図で知らせます。
・運転に慣れてきたら、左合図の代わりにハザードランプを出すと、停車の意思がより早く後続車に伝わります。
<ハザードランプとは?>
左右の方向指示器を同時に点滅させます。
<注意!>
合図を出す前に突然減速してしまうと、後続車に追突される危険性もあります。必ず合図で停車の意思を知らせてから減速しましょう!
3、ブレーキでしっかり減速する
路上では50キロ、60キロ速度を出している場合もあります。速度が速いまま寄せて行くと、寄せ過ぎてぶつかりそうになったり、寄せるのが途中で怖くなり離れ過ぎてしまったりします。まずは自分が左へ寄せていくのに怖くない速度、危なくない速度までしっかり減速しましょう。
<ポイント!>
特に停車が苦手な方は、寄せる前にしっかり減速ができていない方が多いです。しっかり減速さえできれば、所内教習で発着点に停めた時と基本的にやることは同じです。
→参考「ブレーキを上達させるコツ」
4、できるだけハンドルを切らずに、なめらかに寄せて停まる
・寄せていく際にハンドルを切り過ぎてしまうと、寄せ過ぎて左側にぶつかりそうになったり、途中で寄せるのが怖くなって離れ過ぎてしまったりします。
・ハンドルを切る量というのはとてもクセが付きやすいです。車線変更や駐車車両等を避ける際に、いつもハンドルを切り過ぎてしまう方は、停車の時も必ず切り過ぎてしまいます。普段から進路変更をする時は、できるだけハンドルを切らずに、なめらかに進路変更する練習をしておきましょう。
・左へ寄せて行く時にサイドミラーを見過ぎないこともポイントです。サイドミラーを使うことはもちろん有効ですが、車体が左側のラインや縁石に対して斜めになった状態でミラーを見てしまうと、左側の間隔は正確にわかりません。サイドミラーは、必ず、車体が左側のラインや縁石と平行になった時に確認するようにしましょう。
5、停まったら、一番にハザードランプを出し、ハンドブレーキをかけ、ギアをAT車は「P」(パーキング)、MT車は「N」(ニュートラル)に入れる
停車する目標
路上で上手く停車するために大切なことは、あらかじめ早めに停車する目標を決めておくことです。
所内教習で発着点に停めた際にはポール等の目標物があったと思いますが、当然、路上にはありません。
ですので、停める目標をあらかじめ早めに自分で決めておかないと、ずるずるとなかなか停車できない原因となってしまいます。
縁石、植木、電柱、ガードレール等、停車しやすい目標を早めに決めておくようにしましょう。
その時に、停める目標をあまり近くに決め過ぎてしまうと急ブレーキや急ハンドルの原因となります。逆に目標が遠過ぎると、だらだらと走り過ぎて後続車に迷惑をかけてしまったりします。
目標を適度な位置に決めれるように練習していきましょう!
停車してはいけない場所
路上には停車してはいけない場所がありますのでしっかり覚えておきましょう。
【駐停車禁止場所】
「ひょうきざかトンネルこまよこ5ふあんてい10」と覚えておきましょう。
「ひょう」→ 駐停車禁止の標識や標示のある場所
「き」→ 軌道敷内
「ざか」→ 坂の頂上付近やこう配の急な坂(上りも、下りも)
「トンネル」→ トンネル
「こ」→ 交差点から5m以内
「ま」→ まがりかどから5m以内
「よこ」→ 横断歩道や自転車横断帯から5m以内
「ふ」→ 踏切から10m以内
「あん」→ 安全地帯から10m以内
「てい」→ バス、路面電車の停留所から10m以内
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