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教習所内の「左折と内輪差」について解説するよ。
路上の「左折」のコツはこちらの記事を見てね。
よくある失敗例は、「左側に寄れない」「後輪が縁石にぶつかる」「大回り」「左折後ハンドルを戻し遅れてしまう」「MT車でスピードが出過ぎてしまう」などがあります。
アフパカ教官が教える、左折と内輪差の4つのコツは下記の通りです。
- 左折の基本ルール
- ハンドルの回し方が重要
- 内輪差に注意
- 失敗別対処法
左折の基本ルール
「あらかじめできるだけ道路の左端に寄り、交差点の側端に沿って徐行。」
左折の手順(動画あり)
1、サイドミラーや目視で左後方近くにバイク等がいないか確認
2、30m手前で合図
教習車の長さが約5mなので、約6台分くらいを目安にするのがコツです。
3、バイクが通れない程度に車を左に寄せる
縁石ぎりぎりまで寄せ過ぎる必要はありません。
4、交差点手前にきたら余裕を持って徐行
徐行とは、10km/h以下のいつでも止まれるくらいゆっくりな速度のことです。
5、ミラーと目視で人や自転車やバイクがいないかしっかり巻き込み確認
左折時は曲がる前に、左後方の特にミラーの死角から、人や自転車やバイクが来ていないか、ミラーと目視で必ず巻き込み確認しましょう。
6、左折先の行き先遠くを見て左折
ハンドルの回し方が重要
左折の前に必ずハンドルの回し方をマスターしておくことが重要です。
カーブハンドルの回し方が悪いと、ハンドルを回すのが遅れて大回りになってしまったり、曲がった後ハンドルを戻し遅れて左の縁石にぶつかってしまう原因となります。
送りハンドルではなく、クロスハンドルを必ずマスターしておくことが上手く左折するコツです。
内輪差に注意(動画あり)
車は左折する時に、前輪よりも後輪が内側を通ります、これを「内輪差」と言います。
左折時は特に内輪差に注意が必要です!
簡単に言うと、左折時に左前輪が縁石の角ぎりぎりを通ってしまうと、左後輪が縁石にぶつかってしまいます。左折時は左後輪を意識しながら曲がるのがコツです。
失敗別対処法
【あらかじめ左に上手く寄れない】
<原因>「車幅感覚」がまだ身に付いていない。
車幅の感覚というのはすぐに身に付けるというのはとても難しいです。日々の積み重ねが大切になります。
最初のうちは走っている時はなかなか余裕がないと思いますので、発着点や赤信号で止まった際に左右のサイドミラーを必ずチェックして、走行位置が自分の思い通りの位置になっているか確認して下さい。
サイドミラーを確認するクセを付けて、自分の感覚と実際の車の位置のズレを少しずつ修正していくことが車幅の感覚を身に付けるコツです。
それを繰り返しているうちに、だんだんサイドミラーを見なくても車の位置が正確につかめるようになってきます。
【左に寄せた後また離れてしまう】
<原因1>「車幅感覚」が原因。
左側がぶつかりそうな気がして怖くなり、せっかく寄せた後にだんだん右へ戻ってしまっています。徐々に車幅の感覚を身につけていきましょう。
(上の【あらかじめ左に上手く寄れない】を参照)
<原因2>巻き込み確認の際にハンドルを切ってしまっている。
巻き込み確認で左後方を目視する際に上体が動いてしまい、ハンドルを無意識に右へ切ってしまっている可能性があります。目視の際に肩の位置をなるべく動かさないことがハンドルを無意識に切らないコツです。
【左の後輪が縁石に乗り上げる】
<原因>内輪差の注意が足りない。
内輪差をしっかりと理解し、左後輪を意識しながらハンドルを切るのがコツです。ものすごく簡単に言うと、左折時に左後輪がよくぶつかってしまう方はもう少し大回りすればOKです。
【左折が大回りになる】
<原因1>速度が速い。
左折時に速度が速いと、ハンドルを切り始めるタイミングが遅れてしまったり、ハンドルを回すのが間に合わなくなり大回りになります。交差点手前で落としすぎくらいしっかり徐行するのがコツです。
「ブレーキを上達させるコツ」は、目標に合わせた停止で学べます。下記の記事も見てね。
<原因2>目線が近い。
左折時にしっかり徐行しても大回りになってしまう場合は目線が近いです。
目線が近いと、交差点の曲がり具合全体をしっかり見ていないので、ハンドルを切り始めるタイミングや切る量を間違えて大回りになります。左折先の行き先遠くを見ながら曲がるのがコツです。
【曲がった後そのまま左にぶつかってしまう】
<原因1>速度が速い。
左折時に速度が速いと、曲がった後ハンドルを戻すのが間に合わなくなり、そのまま左の縁石へぶつかります。
交差点手前で落としすぎくらいしっかり徐行するのがコツです。しっかり徐行して、切った分と同じだけハンドルをきちんと戻すようにしましょう。
<原因2>目線が近い。
しっかり徐行しても左へぶつかってしまう場合は目線が近いです。
特に左折時に左側の縁石が気になって近くの縁石ばかり見ていると、ハンドルを戻すタイミングがつかめずに戻し遅れてそのまま左側の縁石にぶつかってしまいます。しっかりと行き先遠くを見て曲がるのがコツです。
【MT車で左折の際にスピードが出過ぎてしまう】
<原因1>クラッチをまったく使っていない。
交差点手前でブレーキとクラッチを使ってしっかり徐行し、半クラッチを使ってゆっくり左折するのがコツです。
<原因2>クラッチをどんどん離してしまう。
半クラッチを使ってもスピードが出過ぎてしまう場合は、左折している途中でクラッチをどんどん離し過ぎです。
半クラッチの位置から、クラッチを上げると速度は速くなり、踏むと速度は遅くなります。徐行で左折する場合は、基本、半クラッチをキープし、もし途中でスピードが速くなってきたらクラッチを少し踏むのがコツです。
まとめ
左折と内輪差に関するコツをまとめますね。
左折の基本ルール
- 道路の左端に寄り、交差点手前で徐行する。
- 左折時にはバイク等の存在を確認し、合図を出す。
ハンドルの回し方が重要
- クロスハンドルをマスターし、遅れないように注意する。
- 目標に向かってハンドルを回す。
内輪差に注意
- 左折時には後輪が内側を通るので、左後輪の位置を意識する。
- 左折時に左後輪が縁石にぶつかるのを避けるため、大回りを心がける。
失敗別対処法
- 左に上手く寄れない場合は、サイドミラーをチェックし、走行位置を調整する練習をする。
- 左に寄せた後に離れてしまう場合は、車幅感覚を身につけるために繰り返し練習する。
- 左の後輪が縁石に乗り上げる場合は、大回りを心がける。
- 大回りになる場合は、速度を落とし、目線を遠くに向ける。
- MT車でスピードが出過ぎる場合は、クラッチを使ってスピードを調整する。
これらのポイントを押さえて、安全でスムーズな左折を行うことができます。